森のメロディーが紡ぎゆく、
壮大な戯曲
そこは、命の響きに出会う森。一歩足を踏み入れば、いくつものメロディーが紡ぎゆく、壮大な戯曲を知るでしょう。風のハミングが森のプロローグを彩り、木漏れ日のリズムに小鳥が鼻歌を添えます。耳を澄ましながら進めば、小さな蝶がソロを舞い始めました。まるで道案内でもしてくれるかのように。そんな気ままなステップに従うと、いつの間にかそこは小高い丘の上。ザザー、ザザー・・・。今までの旋律を塗り替える、遠くとも力強い響きが迫ってきました。その正体を尋ねたくとも、森の妖精はヒラヒラとどこかへ。ふたたび前を向きなおすと、遥かに輝く紺碧の姿が飛び込んできました。