ぐしちゃん浜 ハナンダー 港川漁港 富盛の石彫大獅子 ホロホローの森 具志頭のフクギ並木 西部プラザ展望台および小城集落 八重瀬岳

八重瀬八景

八景から紡ぎ上げる、
原風景の物語。

STORY OF YAESE

県都 那覇市から15キロ程の場所に位置する沖縄県 八重瀬町。
この町に広がる、自然、歴史、景観、文化を発信する
プロジェクト「八重瀬八景」がはじまります。

CHAPTER 1

富盛の石彫大獅子

CHAPTER 1

この場所で、
星を眺めてきた。

太く重く揃えた脚、まっすぐに伸ばした背筋、わずかに強張った顔。火の災いに悩まされた村人により、守護神として彫られた最古の大獅子。八重瀬が火の海と化した激動の時代も越えて、変わることなく村の平和を守りつづける。

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CHAPTER 2

ぐしちゃん浜

CHAPTER 2

5億年以上前にできた、
生きる水族館。

太古の昔から。5億年以上姿を変えることなく、ささやかに生き続ける生き物が、静かにお出迎え。巨石や奇岩がかたどるこの光景は、5億年以上前から存在する今も生きる水族館。

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CHAPTER 3

港川漁港

CHAPTER 3

トンカンという音を生み出す、
海人の手仕事。

陽が傾くと、どこからともなく石を削る音----
それは先人の智慧のつまった仕掛け作りの音。ふと立ち寄った漁港で、そんな光景に出会えるかもしれない。

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CHAPTER 4

ハナンダー

CHAPTER 4

古(いにしえ)の時の彫刻に、
人も暮らしも溶け込んで。

まるで深呼吸するかのようにぽっかりと空いた大きな口。かつて闇を飲みこむ洞窟だったハナンダー。荒々しくむき出した牙の上を歩けば、可愛らしく揺れるセンダンギクが笑っていた。

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CHAPTER 5

ホロホローの森

CHAPTER 5

森は命を謳歌して、
自由を奏で、蒼へと誘う。

そこは、命の響きに出会う森。風のハミング。木漏れ日のリズム。小鳥のさえずり。音も風も光も影も、すべては自然の「協創曲」。
そして森のつながるその先には・・・。

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CHAPTER 6

具志頭のフクギ並木

CHAPTER 6

風とともに、
フクギは歌う。

福が集まる「福の木」。周りに住む人々は親しみを込めてこう呼びます。春には白い花を咲かせ、夏の終わりに実を落とす。人々はフクギを見上げては、この場所に宿る雄々しさに魅せられる。

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CHAPTER 7

西部プラザ展望台および小城集落

CHAPTER 7

命を喜び見守る、
兄のように。

その昔、男子の誕生を招いたとされる石獅子。今でも小城の青年たちは、事あるごとにこの石獅子を訪れ、踊りや棒術を奉納します。命を育んでくれた感謝を胸に。

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CHAPTER 8

八重瀬岳

CHAPTER 8

夜のしじまを見守るは、
月か、星か、菊の陽か。

きび畑の向こう側から漏れる橙色の帯。それは八重瀬の夜を見守る地上の星々。雲のすきまからわずかに溢れた星よりも煌々と輝き、静かな夜道を照らしてゆく。

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