公開日 2025年06月27日
【水難事故を防止するために】
水は危険であることを強く意識してください
・人間は、生きるために絶えず呼吸をしています。 仮に動けなくなったり、気を失ったとしても、呼吸ができる環境があれば生命を維持できますが、水中ではそれができないのです。
水に関する事故は、一歩間違えれば死に至る危険が潜んでいることを常に意識し、安全な利用に努めるようにしましょう。
自然の力を甘く見てはいけません
・人間は、どんなに水泳が得意でも、自然の力には勝てません。 (離岸流の速度はクロールのトップ選手と同じ)
沖縄県は周囲を外洋に面しており、潮流、波、風の影響をダイレクトに受けることから、海や川等でのレジャーをする際は十分な注意が必要です。
もちろん、台風接近時や天候が悪いときには、絶対に海岸に近づいてはいけません。 興味本位で海岸に近づいたため、悲惨な結果を招いたケースもあります。
自身の体力・知識・技術を過信してはいけません
・泳いだり体を水に浮かせる行為は、体力を消耗するかなりハードな運動です。 年齢や体力に応じて余裕を持った利用を心がけるとともに、飲酒した場合や体調が悪いときは、絶対に海に入ってはいけません。
また、海や川等でのレジャーの経験があるからといって油断してはいけません。 危険箇所の有無や注意点などについて、事前に情報を集めておくことが重要です。
ライフジャケットなど浮力体を着用しましょう
・スノーケリング、魚釣り、SUP、カヌー、潮干狩りなどの際は、ライフジャケットや浮力のあるウェットスーツなどを必ず着用しましょう。
浮力により体が海面に浮くのでに呼吸の確保が容易なるほか、水難事故の罹災時には体力を温存させることにも繋がります。
スノーケルを正しく使いましょう
・スノーケリングは、手軽にできるマリンレジャーですが、スノーケルの誤った使い方によって海水を誤飲するなど、県民・観光客を問わず水難事故が多発しています。
スノーケルをする際は、下記4点セットを着用し水面上を漂うようなスノーケルの方法で楽しみましょう。
【1】マスク、【2】スノーケル、【3】フィン、【4】ライフジャケット
複数で利用するようにしましょう
・単独での海や川等でのレジャーは、重大な水難事故が発生するリスクを伴います。 マリンレジャーを安全に行うため、複数での利用に努めるとともに、絶対に相手を見失わないようにしましょう。
水難事故発生時の迅速な救助にも繋がります。
高齢者や子供へ事故防止を呼び掛けましょう
・県内の水難事故死者の6割を50歳以上の者で占めているほか、水難事故発生時の致死率も、年齢に比例して高くなっています。
魚とり・貝とりなどで海に出掛ける高齢者に対し、ライフジャケットの着用や体調不良時の利用を控えるよう呼び掛けましょう。
また、子供だけの遊泳は行わせない(見かけたら注意する)とともに、保護者が同伴する場合でも、子供が水から上がるまで確実に見届けましょう。
※下記資料については、糸満・八重瀬地区水難事故防止推進協議会作成の資料となります。