公開日 2016年09月01日
平成28年7月5日、字長毛に所在する港川遺跡が八重瀬町指定史跡に指定されました。
これまで「港川フィッシャー遺跡」として親しまれてきましたが、旧石器時代のみならず、沖縄先史時代からグスク時代、および近代の石切場跡であるこの一帯を含めた複合遺跡として「港川遺跡」と命名し史跡指定することとなりました。
町はこれまでに、無形民俗文化財7件、天然記念物(植物)2件、史跡2件を文化財指定しています。
今回港川遺跡が指定された理由として…
1)港川人の出土地であること
2)数種類の絶滅動物を含む化石が出土したこと
3)縄文時代からグスク時代にかけての生活遺物が発見されていること
4)石材産地として沖縄の近代化産業の発展に影響を与えたこと
があげられます。
これらを貴重な文化財として指定を行う事により、適切な保護と保存、活用等に努め、更にその推進を図ろうとするものになります。
町教委員会では現在、港川遺跡の公園整備に向けた作業を進めています。
■港川遺跡
■指定書