≪注意喚起≫ 国内の麻しん(はしか)患者の発生に関する注意喚起について

≪注意喚起≫ 国内の麻しん(はしか)患者の発生に関する注意喚起について

公開日 2024年04月17日

 

 

 麻しんについては、海外における流行が報告されており、国内においても感染伝播事例が報告されています。今後、感染者が増加することが懸念されるためご注意ください。
定期予防接種対象者の方で、麻しん予防接種がまだの方は、早めに予防接種をしましょう。

 

 

 

麻しんとは

麻しんとは、「はしか」とも呼ばれ、麻しんウイルスによって引き起こされる急性発熱性疾患です。感染力が非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症すると言われれいます。

 

 

症状

感染後10日前後は無症状です。
その後、発熱や咳、鼻水などの風邪のような症状が現れ、1週間以上の高熱と発疹(耳の後ろや顔、全身)が現れます。麻しん特有の症状として、口の中に白い斑点(コプリック班)が特徴症状が現れます。
合併症として、肺炎や中耳炎、気管支炎、脳炎を合併しやすく中でも脳炎は、患者の1,000人に1人の割合で発症します。

 

 

感染経路

空気感染・飛沫感染・接触感染で、人から人に感染し、感染力は、非常に強いと言われています。発熱前日から解熱後3日間までは、感染力が特に強い期間です。
1人の麻しん感染者から12~18人に感染させる非常に強い感染力と言われています。(他の感染ウイルスの感染力:インフルエンザ1.3人~1.8人 おたふくかぜ4人~7人)

 

 

予防策

麻しんは感染力が強く、手洗い・マスクだけでは十分に予防することはできません。
麻しんは予防接種が有効な予防方法と言われています。
母子健康手帳などで麻しんまたは、MR予防接種が済んでいるかご確認ください。
麻しん(はしか)が流行している地域への移動はお控えください。

 

 

定期予防接種(MR(麻しん風しん)予防接種)

第1期接種対象者:1歳~2歳誕生日の前日まで

第2期接種対象者:年度年齢6歳の者 小学校就学前の1年間(4月1日~3月31日まで)

1期及び2期の合計2回の接種で十分な免疫が得られ、麻しん風しんの感染を予防することができると言われています。

 

 

【緊急風しん抗体検査について】

昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性を対象として、「緊急風しん抗体検査事業」を実施しており、クーポン券を発送しています。

この事業は、風しん抗体検査を実施後、抗体がなかった場合にMRワクチンを無料で接種することができます。この機会にぜひ検査及びワクチン接種をご検討ください。

 

 

【お問い合わせ先】八重瀬町保健センター ☏ 098-998-1149