富盛の石彫大獅子(沖縄県指定有形民俗文化財)
3世紀以上にわたり、火山といわれていた八重瀬岳を見つめ続けた石堀の大獅子。

八重瀬岳を静かに見つめる、古代の獅子
石獅子はジリグスクと呼ばれるグスクの中にあり、火除け(火返し)として尚貞王21(1689)年に設置されたもので、フィーザン(火山)といわれる八重瀬岳に向かっています。高さは141.2㎝、全長175.8㎝を測り、村落獅子として最大最古の石獅子です。
※石獅子設置の由来
当時村中に不審火が多いことで困っていた富盛村の住民が、久米村の蔡応瑞(大田親雲上)に風水を占ってもらった結果、八重瀬岳が原因だと判明されました。その対処として山に向かって獅子を建てると良いとの助言を受けて設置されたと伝えられています。
日本兵の様子を伺うアメリカ兵
第34回沖縄広告協会 広告賞 銀賞に輝いた「八重瀬八景ポスター」