1
こ
の
お
話
は、
の
ち
に「
ク
チ
ン
ダ
ジ
ャ
ハ
ナ(
東
風
平
謝
花
)」
と
呼
ば
れ、
沖
縄
県
の
人
々
の
暮
ら
し
を
良
くするために、一生をささげた「
謝
じ
ゃ
は
な
花
昇
のぼる
」のお話です。
今から150年ほど前のこと。
沖
縄
が
ま
だ
琉
球
と
呼
ば
れ
て
い
た
こ
ろ、
東
こ
ち
ん
だ
ま
ぎ
り
風
平
間
切
の
東
こ
ち
ん
だ
風平
村
む
ら
の農家に一人の男の子が生まれました。
そ
の
日
は、
空
も
澄
す
み
渡
わ
た
る
良
い
お
天
気
で、
東
の
空
か
ら
の
ぼ
る
朝
日
を
見
て、
男
の
子
の
父
親
は、
そ
の
子
に
「
昇
のぼる
」と名前を付けました。
謝花
昇/(1865年〜1908年)
間
切/
今でいう市町村などの行政区分