-第Ⅳ章
良好な景観の形成に関するその他の方針
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八重瀬町らしい魅力ある良好な景観づくりを推進するに当たり、地域に残る景観
資源を積極的に活用することが重要となります。なかでも、歴史的な建造物や町民
から親しまれている建造物・樹木等、地域のシンボルとなるような景観構成要素を
保全・活用することは、町民の景観に対する意識啓発を促す効果もあり、重要な意
味を有します。
本町においては、次に示す項目に該当する建造物・樹木について、所有者の意見
を聴き合意を得た上で景観重要建造物及び景観重要樹木に指定します。
現在、伊覇・屋宜原地区の市街地を中心に都市化が進んでおり、国道507号沿道
においては、商業施設が建ち並ぶなど、まちのにぎわいを創出しています。その反
面、屋外広告物が乱立するなど、景観形成を阻害していることも否めない状況です。
屋外広告物は、景観を形成する重要な要素であることから、屋外広告物に関する
適正な規制誘導を検討し、良好な沿道景観形成を推進します。
道路、河川、都市公園等の公共施設については、建築物、工作物、屋外広告物、
農地、森林等とともに、地域の景観を構成する主要な要素の一つです。本町におい
ては、現在整備中である国道
507号及び国道331号、雄樋川等の河川などがあり、
本町の景観を印象付ける重要な要素となっています。今後、これらの整備や占用に
あたって、町の目指す景観形成との整合を図ることが必要であり、必要に応じて景
観重要公共施設の指定を推進します。
・歴史的、文化的価値を持つ建造物・樹木
・周辺地域の良好な景観を特徴づけている建造物・樹木
・町民に親しまれ、地域の景観形成に取り組む上で重要となる建造物・樹木
【景観重要樹木候補例:後原の松の木】
【景観重要建造物候補例:上江門家(字安里)
】
2.景観重要建造物及び景観重要樹木の指定の方針
3.屋外広告物の表示及び掲出物件の設置に関する行為の制限に関する事項
4.景観重要公共施設の指定の方針