-第Ⅰ章
八重瀬町における景観の特性と課題
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主要幹線道路等においては、多くの電柱が立ち並び、電線が張り巡らされ、沿道商
業施設による乱雑した屋外広告物等が目立っています。今後、電線類の地中化や屋
外広告物の規制等、整然とした沿道景観の創出に向けた整備が望まれます。
また、沿道の緑陰創出、舗装やガードレールの質感・色彩等に配慮した快適・安全
でゆとりある歩道・自転車道の整備、赤瓦を使用したバス停留所のリニューアル等、
良好な沿道景観づくりが望まれます。
街路樹については、樹木の統一感を出し、本町の特色を演出した道路景観の形成
と、地域住民による道路植栽の維持・管理等、住民協働の景観づくりが望まれます。
①道路景観軸の保全・修景
(3)軸としての景観の課題
本町には、雄樋川を始め、多くの河川が流れており、潤いのある景観を形成してい
ますが、生活排水や農産排水等による水質汚濁や、大雨による氾濫の発生等の課題
があります。今後、下水道整備や畜産排水対策など、水質浄化等による環境美化が
必要と考えらます。また、三面張りの人工的な河川景観を、安全性に考慮した親水
空間や自然と共生する多自然型河川としての再整備によって、住民にとって親しめ
る河川景観づくりが望まれます。
②河川景観軸の保全・修景
【国道507号】
【シーサーがある富盛第二バス停】
【饒波川】
【白水川】
【雄樋川】