-第Ⅰ章

 

八重瀬町における景観の特性と課題

 

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本町には多様な歴史・文化的資源がありますが、その由来や存在意義等を伝承でき

る説明板・案内板等の設置が少ない状況であります。例えば富盛の石彫大獅子が八

重瀬岳を向いている理由等、それぞれの歴史・文化資源が持つ背景や意味を理解し、

その特徴を踏まえた上での保全・活用が望まれます。 

③多様な歴史・文化的資源の保全・活用

 

本町には数多くの伝統芸能や祭祀が今でも残っており、これらは地域の歴史・文化

を語る上で重要な行事であります。しかし、近年、少子化や各地域の青年会参加者

が減少傾向にあることから、継承者の育成や地域コミュニティーの強化を図るなど、

地域の伝統芸能や祭祀の保全・継承が望まれます。 

④地域の伝統芸能や祭祀の保全・継承

 

本町唯一の港であり、これまでに町民の生活を支え漁業活動の中枢をなしてきた港

川漁港は、本島南部では糸満に次いで歴史のある港であります。 

うみんちゅ達が創りだす活気あふれた景観や、伝統漁法のイシマチャー等、港の歴

史が創りだす港景観の保全が望まれます。 

⑤港景観の保全

 

【富盛の石彫大獅子】

 

【上江門家(字安里)

【当銘・小城の共有龕】【安里の棒術】

【港川漁港】