-第Ⅰ章
八重瀬町における景観の特性と課題
- 21 -
①雄樋川
雄樋川は、南城市大里の大城ダムを起点に
本町東側の南城市との境界線を流れ、太平洋
に面する港川漁港へと繋がっており、海及び
港と一体的な河川空間を形成しています。
2)河川景観軸
②報得川
南城市大里を起点に字東風平から糸満市
へと流れる報得川は、大雨による氾濫が発生
することもあり、過去には水難事故も生じた
ため、一部に転落防止柵が設置されていま
す。また、報得川は平成17年度に全国の二
級河川の水質ワースト1位になったことも
あり、糸満市及び南城市とともに清流化に取
り組んでいます。報得川沿いには土地改良区
の農地が広がっていますが、コンクリート三
面張りの人工的な河川景観となっています。
③長堂川、饒波川
国場川に繋がる支流である長堂川及び饒
波川は、4市3町で構成する国場川水系環境
保全推進協議会で環境保全に取り組んでい
ます。
河川の両岸はコンクリート護岸が連続し
画一的で人工的な河川景観となっています。
④白水川
白水川は、字具志頭を蛇行するように流れ
ており、白水川にかかる天然岩橋は自然橋と
呼ばれ、名勝として知られています。白水川
は自然橋とともに、旧具志頭村の村歌に詠ま
れ地域に親しまれていたが、現在は間知ブロ
ック積の護岸とコンクリート河床により整
備され人工的な河川景観を形成しています。
【雄樋川】
【報得川】
【饒波川】
【白水川】