-第Ⅰ章

 

八重瀬町における景観の特性と課題

 

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1)道路景観軸

 

①国道507号 

主要幹線道路である国道507号は、本町の南北を縦貫する道路の主軸となっています。

北部側では2車線が整備され、中央分離帯にはアカタコノキやヤシ等の南国風の街路

樹が配置されています。伊覇・屋宜原地区では商業施設が建ち並び、市街地としての沿

道景観を形成していますが、電柱・電線や屋外広告物等も目立っています。 

一方、字富盛付近から南下すると、サトウキビ畑に囲まれた直線道路が続き、都市計

画区域外となっている具志頭地域はのどかな田園風景を形成しています。 

②国道331号 

主要幹線道路である国道331号は、本町の南側に位置し東西軸となっています。沿道

にはクロキ等の街路樹が植樹されており、特に、歴史民俗資料館前には、具志頭間切番

所が設置した時に植栽されたと言われるフクギ並木が特徴ある道路景観を形成してい

ます。 

③県道52号線 

県道52号線は、字新城から字富盛、字世名城、字高良を抜けて糸満市へ向かう東西軸

の幹線道路であります。 

特に、八重瀬岳から見下ろす字世名城付近では、沿道の両側がソウシジュ並木となっ

ており、背後の農地や森(ムイ)とあいまって良好な道路景観を形成しています。 

【国道507号 東風平地域】

 

【国道507号 具志頭地域】

 

【国道331号 フクギ並木】

【国道331号 字玻名城】

 

【県道52号線】

 

軸としての景観