-第Ⅰ章

 

八重瀬町における景観の特性と課題

 

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自然的景観

 

①八重瀬岳 

 

東風平地域と具志頭地域の間にまたが

る八重瀬岳(標高163m)は、まちのシン

ボル的な存在であり、八重瀬グスクをはじ

めとする遺跡・史跡、自然、桜並木等の豊

かな地域資源を有しています。本町を代表

する自然景観であり、また、町名の由来と

なっているなど、住民の身近な存在として

昔から親しまれています。 

1)山並み(稜線)

・緑の景観

 

②本町南側の丘陵地 

本町南側の太平洋に面する丘陵地で、メ

ーヌヤマと呼ばれる字玻名城から字具志

頭の南側に連なる石灰岩段丘が、海岸線に

沿って稜線をなしています。この一帯に

は、具志頭城址や多々名グスク等の文化財

も多く散在しています。 

多々名グスク周辺の原生林に囲まれた自

然遊歩道を散策し、海岸へ抜け出た時、目

の当たりにする海への眺望と爽快さは格

別であります。 

【多々名グスクの山並み】

【八重瀬岳の山並み】

【具志頭城址周辺の丘陵地】