-第Ⅰ章

 

八重瀬町における景観の特性と課題

 

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(2)景観要素分類別景観の特性

 

 
 
 

大きなスケールから捉える景観

 

本町の景観を大きなスケールで捉えると以下の特徴があります。 

本町の中央に位置する八重瀬岳(標高163m)を最高地とする丘陵台地を中心に、

南側はゆるやかな斜面を形成しています。 

南端部は太平洋に面した海崖地形により、標高100m前後の断崖状の石灰岩丘陵

の帯(バンタ)と海浜によって海岸線が形成されています。 

北側は急斜面をなしたあと、比較的平地が広がっています。 

本町の土地利用は、町土の約半分を農用地が占めており、低地部では、碁盤目

状に整備された土地改良区の農用地が町域のあちこちに広がっています。 

土壌は、丘陵が発達する南部は石灰岩が風化した島尻マージ土壌に覆われ、北

部は泥岩が風化したジャーガル土壌が覆っています。 

1)地形的特徴

 

【起伏に富んだ独特の地形が織り成すダイナミックな眺望】